プロ金融マンによる将来予想の正答率
未来が分かれば誰でも簡単に大儲けができますよね。
当然、未来を100%確実に当てることができないから、企業の決算書を使ったりしながら、あーだこーだ、リスクを抑えつつ投資をすることになります。
私は日経ヴェリタスを購読しているのですが、そこには毎週プロの金融マンが、「株式」、「商品」、「外為」、「金利」についての相場予想を出しています。
この予想が当たる打率ってどのくらいなんですかね。。。
記事には毎回目を通したくなっちゃうんですが、結局ほぼ中間的な予想をしているだけな気がします。
例えば、現在1ドル=100円だったら、「今後、年末にかけては、1ドル=95~105円で推移するだろう。」みたいな。
日経新聞でも、「日経平均ダービー」という、未来の日経平均を予想して、近い予想ができた人をランキング形式で発表するものがありますが、ランキング上位者はほとんどが「初」入賞なので、やはりずっと未来を予想し続けることは難しい、というか不可能ということが分かります。
さて、話は戻りますが日経ヴェリタスにおけるプロの予想が、実際にその後あたったのかどうか、答え合わせをしてまとめるっていうのは面白そう。
新年には必ず、20xx年の株価予想!とかありますが、年末にこれに対する答え合わせは皆無なところは、以前から納得いかなかったというのもあります。
プロ金融マンにとってみれば、これはタブーなのかも。
以前読んだ、ウォール街のランダム・ウォーカーにも、未来予想がいかに難しいかとがしつこいほど書かれています。
ウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理
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市場には、"プロ"と名の付くペテン師(言い過ぎかもしれません)が多くいるのかと。
"プロ"が運用するアクティブ型投信に投資する戦略と、猿が新聞紙にダーツの矢を投げて当たって企業に投資する戦略と、トータルリターンはほとんど変わらないということも述べられています。
では。