高配当利回りで安定している企業を探してみた
昨日の日経ヴェリタスに載っていた、
「3月期決算企業で時価総額500億円以上の配当利回りの高い企業」
の中から、いくつかよさそうなものを抽出してみました。
今回は「兼松エレクトロニクス」について書きます。
兼松エレクトロニクス
現在の株価は、1,993円。
予想配当は、70円ですので、利回りは約3.5%と好配当です。
四季報の企業概要によると、
【特色】兼松傘下のITベンダー。仮想化ビジネスを中心にITインフラの構築、保守、運用を手掛ける
業績は右肩上がり
業績を見てみますと、以下の通り、一株当たり利益(EPS)は右肩上がりとなっており、いい感じ!
配当に積極的な企業
また、過去のデータを見ますと、増配を繰り返している企業であることもわかります。
以下のデータは少し古いですが、現在の配当が70円を予定していることから、積極的に増配する企業と言えます。
安定的
次に、企業の安定性についてみてみましょう。
貸借対照表を見てみると、資産の中で流動資産が占める割合がおおきく、特に現金が占める割合は、「53%」もあります!
自己資本比率も70%を超えているところからも、非常に有事に強い企業と言えそうです。
一方で、投資キャッシュフローが営業キャッシュフローを大きく上回るマイナスとなっている点は少し気になります。
割安感はいまいち
割安感を表すPERを見てみますと、13.6倍となっています。
過去には10倍を切るときもあり、現在の株価は割安とは言えない状態です。
市場全体として、PERは数年前に比べると大きくなっているとはいえ、もう少し株価が下がるとき、目安としては、配当利回りが4%を超えたときが過去のデータから見ても買い時という判断です。
ただ、総じて良い企業に感じました。
では。