JTによるアメスピ買収は妥当かをまとめてみた
JTがレイノルズ・アメリカンが有する、ナチュラル・アメリカン・スピリット(アメスピ)ブランドの米国外事業を6000億円で買収します。
6000億円。まぁ巨額ですよ。
気になるのは、このアメスピブランドの取得が妥当なのかどうか。まだ情報が少ないですが調べてみました。
報道は割高評価
この記事によると、アメスピの2014年度売上高業績は176億円。税前利益は21億円。
うーん、単純に考えると、およそ300倍近い買収費用ということです。
こちらの記事も同様に割高な買い物だったのでは、という分析です。
買収額をEBITDAで割った、一般的な企業買収指標を使うと、50倍を超えるようです。2007年のギャラハー買収時が13倍であったことからも、超割高との評価です。
成長ブランドの育成とたばこ事業への集中投資の意思表示か
JTは過去にも買収を手掛け、うまく軌道に乗せた経験がありますし、何か考えがあるはず。
アメスピひと箱の値段は480円。JTの主力であるメビウスは430円に比べると割高ですが、20代30代の若年層から高い支持が得られており、非常に高い成長を遂げているようです。
現在の業績規模だけを見ると、到底良い買い物をしたようには思えませんが、今後成長して、シェアの10%でも取れば、十分にペイできるとの公算ということでしょうか。
株でも成長期待の高い企業は株価が高騰し、PERが高くなります。買収も同様ということです。(成長期待による株価高騰は、ブームや流行による幻だったりしますが。)
一方で、JTは飲料事業からの撤退を既に発表しています。食品や医療事業は引き続き行っていますが、売上規模・利益貢献度両方をとってもまだまだという感じ。以下の記事もご参照ください。
今回の巨額買収は、JTのたばこ事業、特に海外たばこ事業への集中投資と回帰を内外に示すことも含まれていると考えます。
JTの株価は発表直後急落しましたが、現在回復して急落分をほぼ取り戻しています。長期的に見れば、今回の買収を好意的に受け止めている投資家も多いということでしょう。
たばこ産業は儲かる?
ブログ引越しました。こちらもぜひ御覧ください。
今回は、JTの情報がいくつか集まってきたので、まとめたいと思います。
どんな企業?
日本でたばこを販売している唯一の企業ですね。
そのほかにも、医薬品、加工食品、飲料の製造・販売も行っていますが、飲料については、撤退発表が既に行われています。
JTの缶コーヒー結構好きだったんですけどねー。
各事業の売り上げ収益構成は以下の図のとおり。
参考:http://www.jti.co.jp/investors/library/annualreport/pdf/annual.fy2014_J_all.pdf
国内・海外たばこの売上で約8割が占められており、この比率を見るとわかる通り、医薬品や加工食品が経営に与える影響は小さそうです。
ということで、キーはやはり「たばこ」ですね!
たばこは儲かる?
では次に、過去の決算データからEPS(一株当たり純利益)推移を見てみます。
綺麗な右肩上がりとまではいきませんが、特にここ5年は成長傾向にあることが分かります。
さてここで、疑問が出てきます。
私たちの身近で見ても、喫煙者は明らかに減っています。喫煙スペースの減少や歩きたばこの禁止条例など、愛煙家への風当たりも明らかに強くなっているといえるでしょう。
なのに、なぜ利益が出せているのか?
最新たばこ情報|統計情報|成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)
こちらのデータからも、喫煙率は日本の喫煙率は右肩下がりなのは明らかです。
さらにこちらのデータはその傾向が海外の主要国でも顕著であることを示しています。
その理由は二つあると予想します。
1.一部の新興国ではたばこ消費は増加傾向
最大のたばこ消費国である中国では消費量は増加傾向にあります。
また、消費量4位であるインドネシアでも消費量は増加していることが分かります。
これらのような新興国は今後の経済発展によって、たばこのような嗜好品への支出が増えていくことが予想できますし、今後も安定した消費が見込めるはずです。
参考:http://www.jti.co.jp/investors/library/annualreport/pdf/annual.fy2014_J_all.pdf
JTは海外へのたばこ事業拡大を非常に積極的に行っている企業としてもよく知られています。日本だけだと事業が縮小していくことが明らかなので、当然の選択と言えるでしょう。実際に、この海外事業拡大が、力強いEPS増加を差させているといえるでしょう。
また、JTのROEは18%近い高水準にあり、効率よく投資が行われていることが分かります。
2.商品への価格転嫁がしやすい
私はたばこは吸いませんが、たばこ税ってしょっちゅう上がっていて、今ではひと箱400円以上が当たり前みたいです。
それでもやめない人はやめないですよね。
ですので、コスト増がもし発生したとしても、価格転嫁は比較的容易にできるのではないかと予想します。これは生活必需品を独占的に出している企業の最も強い武器ともいえるかもしれません。
バフェットも、コモディティ銘柄は避ける方針のようです。
まとめ
現在のPERは17.6倍です。
決して割高という値ではありません。
また、配当や自社株買いに積極的な点も非常に好感を持てます。
ここのところの株価暴落に引っ張られて、JTも株価が下がっているので、ここらで買おうかなー。。悩む。
では。
三菱商事株は割安なのか?
ブログ引越しました。こちらもぜひ御覧ください。
ここのところ、日経平均の乱高下が非常に激しいことは御存じのとおり。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私は買いたいけど株価が上がり過ぎて買えなかった銘柄をリストにしておりまして、それらの株価動向を眺めております。暴落してお買い得になってないかなーと。
さて、そのリストの中の一つである三菱商事の株価がなかなかいい感じに下がっております。
2,800円を超えていた株価は、直近では2,200円を割れており、2割近くディスカウントされています。
現在株価から計算した予想PERは、9.8倍、予想配当利回りは、2.56%(おお縁起がよさそうw)です。
各総合商社を見るとわかりますが、総合商社は総じて低PER、高配当になることが多いため、これらの数字は極めて割安というほどでもありませんが、悪くない数字のように思います。
ただ、総合商社、特に三菱商事や三井物産の株購入を検討するなら、やはり最近の原油価格下落による業績への影響が気になるのが人情ですよね?たぶん。
いつも通り決算短信を引っ張り出す
2014年度決算短信を引っ張り出すと、以下のような記述があります。
LNGの価格は基本的に原油価格にリンクしており、1バーレル当たりの原油価格が1米ドル変動すると、当社の連結純利益で主に持分法による投資損益を通じてLNG・原油合わせて年間15億円の変動をもたらすと試算されます。
(参考:http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/ir/library/earnings/pdf/201505j.pdf)
で、三菱商事が原油価格いくらとして想定しているかというと、以下の資料を見てもらうとわかる通り、1バレル65.0ドルとなっています。
(参考:http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/ir/library/earnings/pdf/201505j_02.pdf)
現在の原油価格は1バレル約45ドルなので、単純に考えると20ドル分の開きがあります。
ということは、現在の利益予想より、
20 × 15 (億円) = 300 億円
これだけ引き下げられるということです。
2015年度の予想純利益は、3,600 億円ですので、原油価格の下落を加味すると、予想純利益は、「3,300億円」と計算できます。
改めて予想PERは計算すれば、
2,190.5 (現在株価) ÷ (3,300 (億円) ÷ 1,624,036 (千株:発行済株式数) ) = 10.8 倍
まとめ
予想PER 10.8 倍を見ると、過去の三菱商事のPERと比較するとそれほどお買い得には見えません。PER一桁なんてざらでしたし。
もちろん、これは逆に言うと原油価格が上がれば、それだけ利益が改善されることも意味します。
また、過去1年の原油価格と三菱商事の株価動向を眺めると、連動制はあまり強くありません。つまり、市場はまた別の考え方をして三菱商事を買っているということでしょう。もしくは、市場全体の上げに引き吊られただけか。
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では。
マクドナルドの株価が下がらない理由
期限切れ鶏肉使用問題や異物混入問題などで、最近あまり良いイメージがない、日本マクドナルド。私はあまりこういう問題気にしない方ですが、山ほどファーストフード店がある中、カロリーが多いイメージもあって積極的には行きたくないと感じる方も多いでしょう。
実際、日本マクドナルドの業績は、14年12月期は、218億円の赤字。15年12月期は、380億円の赤字の見込みとなっています。
業績は決してよくない状態ですね。
株価はどうなっている?
先月から、世界的に株価の下げが非常に激しくなっています。
日本マクドナルド株もさぞ下げているのかと思いきや、全然下がってません!
なんで!?
この原因が分かれば、株価暴落市場に強い銘柄を見つけられるかもしれません。
JASDAQ株だから?
こちらの記事によると、JASDAQ株だから?
機関投資家は東証1部銘柄に投資するケースが多く、投資信託もジャスダック銘柄を組み込むケースは少ない。だから不祥事が発覚しても、大量売りが出なかったのだと思います
ふむふむ、じゃあJASDAQの銘柄は暴落市場に強いのか、と思い、JASDAQ平均の動向を見てみると…
ありゃ、JASDAQ平均はすごく下がってますね。
ということはJASDAQ株であることはあまり関係ないようです。
結局なにが株価を支えているのか?
私が調べた結論は、以下の3点が支えているということです。
・財務状態が強固
・株主優待が人気
・親会社が約半数の株式を保有
財務状態が強固
日本マクドナルドの貸借対照表を見ると、現預金が286億円で中々大きいです。
また、長期有利子負債も5億円で、売上に対して微々たるものです。在庫が増えている傾向もありません。
つまり、業績が悪いからと言って、潰れるようなヤワな企業では全くないということです。その安心感から投げ売りがされていないと推測します。
株主優待が人気
日本マクドナルドの株式を保有していると、株主優待として食事券がもらえます。
マクドナルドはそこらじゅうに店舗がありますし、使い勝手は良いので人気の優待銘柄のようです。
ですので、株主優待目当ての個人投資家が保持し続けている、あるいは、下がっても買い支えている可能性が高いです。
親会社が約半数の株式を保有
株主構成を見ると、
マクドナルド・レストランズ・オブ・カナダ
マクド・エーピーエムイーエーホールディングス
という、如何にもマクドナルドに関係してそうな会社が49.9%の株式を保有していることが分かります。
これらの2社は、マクドナルド・ホールディングスの子会社ですので、日本マクドナルドは親会社である、マクドナルド・ホールディングスに約半数の株式を保有されていることになりますね。
よって、外部要因や業績悪化が起きても、投げ売りされるリスクは低いと考えられます。
じゃあ、買いたいか?
と聞かれると、私は遠慮しておきます。なぜなら、
マクドナルドはあまり食べないから!(^^;)
マクドナルドの商品が好きで、株主優待に魅力を感じる方であれば、株価が安定していて、魅力ある銘柄かもしれません。ただし、リスクもあります。
財務状態が強固とはいえ、今のままの業績ではいつか悪化することが予想できますし、株主優待である食事券も、マクドナルドのハンバーガー自体に魅力が無くなったら、もらっても嬉しくない優待になり、個人投資家が離れる可能性もあります。
でも、色々考察するには面白い銘柄でした。
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ではー。
カルビーの10年後株価予想
ブログ引越しました。こちらもぜひ御覧ください。
最近は株価下がってますねー。
私の保有資産も散々な状態です。
でも、どうせ、今売るつもりはないのだから、むしろ優良銘柄が割安に買える!と嬉しく思っています。(まぁ、評価資産高が減っているのを見るのは正直不安に感じることもありますが(- -;))
さて、本題。
今回は、カルビーの分析と株価予想をしたいと思います。
カルビーはどんな会社?
IR情報を見ると一目瞭然!
予想通りといいますか、イメージ通りポテトチップスが売り上げの大半を占めています。「ポテト系スナック」というくくりの中でも、金額ベースシェアは70%でトップとなっています。
ほかにも、かっぱえびせん、のような定番商品もカルビーの商品ですね。最近だと、フルーツグラノーラのイメージも強いです。私もよく食べます。
こういう定番商品がある会社はきっと安定的に強いはず。
☆注意☆
以下のデータは私が決算短信から引っ張り出し、計算したものです。
間違いがある可能性もありますのでご注意ください。
安定的に利益を出しているか?
ホームページからダウンロードできる過去の2010年以降の決算短信のデータを引っ張り出すと、EPS(一株当たり純利益)は以下グラフのとおり。(株式分割も考慮しています。)
綺麗に右肩上がりですね。成長力は十分にありそうです。
少し残念なのが、リーマンショック前後のデータが無いこと。リーマンショック後は、順調に成長している企業は結構多いと思いますが、不況期にこそ、どれだけの強さをその企業が持っているのか、の差が出るはずです。
続いてROEの推移。
ここ数年は10%越えでまずまず。配当による株主還元はあまり高くないですが、ROEはしっかり高水準となっています。
10年後の株価予想
続いて、10年後の株価を予想してみます。
1.EPSの複利ベース年平均成長率
EPS(10年):36.01 円
EPS(15年):105.82 円
ここから、複利ベース年平均成長率を計算すると、
年平均成長率: (105.82 ÷ 36.01) ^ (1/5) - 1 = 0.24
となります。
十分ですね!
2.10年後の予想EPS
今後10年間もこの成長率を維持していると仮定すると、直近のEPSをもとにして、10年後の予想EPSは以下の通り。
予想EPS : 105.82 × (1 + 0.24) ^ 10 = 914.07 円
3.10年後の予想株価
最後に、10年後の予想株価です。
直近5年間のPER平均は、「29.29 倍」です。
予想株価: 914.07 × 29.29 = 26,772 円
となります。現在株価は、4,345 円として、およそ6倍。
最後に、10年後までの複利ベース予想収益率も出しておくと、
予想収益率: (26,772 ÷ 4,345 ) ^ (1/10) -1 = 0.20
となります。年利20%の成長と単純に考えるとなります。
今回の計算だけを見ると、かなり美味しい買い物のように思えます。
ただ、注意点はあります。
・決算短信のデータが少ない。
⇒ 先に述べたように、リーマンショック後のデータしかないため、世界的な不況の際に、どのように成長に影響が出るかわかりません。
また、計算した予想株価も、過大評価されている可能性があります。
とはいえ、多くの定番商品を有するカルビーは、長期的にはプラス成長をし続ける可能性は高いと感じます。
【追記 2016/12/10】
新ブログの方でカルビー関係の記事を少し書きました。
オリエンタルランドの株分析
久しぶりの書き込みです。
オリエンタルランドは言わずと知れた、そう、みんな大好きディズニーランド&シーの運営をしている会社ですね。
ディズニーランドって、小さい子供から大人まで、幅広い年齢層から愛されているし、そういった点で他の遊園地とは一線を画す存在でしょう。リピートで行っている人が非常に多いイメージもあります。
こういったリピーターになるファンが多い企業は、競合が少なく、インフレ時も値上げへの転換がしやすいという点で、利益を安定的に出しやすいはずです。
ということで、今回はオリエンタルランドについて調べてみました。
(以下のデータは私が決算短信から引っ張り出したものです。間違いがある可能性もありますのでご注意ください。)
安定的に利益を出しているか?
過去の決算短信のデータを引っ張り出すと、EPS(一株当たり純利益)は以下グラフのとおり。(株式分割も考慮しています。)
右肩上がりに上がっていることがわかりますね。
リーマンショックがあった08年以降でもほとんど影響を受けていないことからも、その収益安定性がうかがえます。
ROEの推移も見てみましょう。
ここ数年になって、ROEが急増しています。
配当性向は10年間で特に増えていなかったので、企業内の内部留保による投資がうまく働いているということでしょう。
10年後の株価予想
得られたデータから、10年後の株価を予想してみます。
1.EPSの複利ベース年平均成長率
EPS(05年3月):40.68 円
EPS(14年3月):215.72 円
ここから、複利ベース年平均成長率を計算すると、
年平均成長率: (215.72 ÷ 40.68) ^ (1/9) - 1 = 0.18
となります。
2.10年後の予想EPS
今後10年間もこの成長率を維持していると仮定すると、直近のEPSをもとにして、10年後の予想EPSは以下の通り。
予想EPS : 215.72 × (1 + 0.18) ^ 10 = 1143.86 円
3.10年後の予想株価
最後に、10年後の予想株価を出しましょう。
オリエンタルランドの直近5年間のPER平均を調べると、「22.02 倍」でしたので、これをかけて、
予想株価: 1143.86 × 22.02 = 25,187 円
となります。現在株価は、7,700 円なので、およそ3倍になっていることがわかります。
最後に、10年後までの複利ベース予想収益率も出しておくと、
予想収益率: (25,187 ÷ 7,700) ^ (1/10) -1 = 0.126
となります。年利12.6%の利益を得られるということですね。
リターンとしては、まずまずではないでしょうか。もちろん、これは「予想」ですので確実とは言えませんが、リーマンショック後でも安定して利益を出せていたことを考えると、安定性は抜群なので、それを考慮すればいい買い物かもしれませんね。
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ではー。
バリュー株投資家のためのPEGレシオ
日経ヴェリタス(投資家向けの週刊新聞ですね)で、バリュー株投資指標として、【PEGレシオ】が取り上げられていました。
PEGレシオを基準にした銘柄選びはやったことなかったので、軽く見てみました。
株をかじったことがある人であれば、誰でも聞いたことはあるのは【PER】だと思います。
PERは、株価を一株当たり利益で割った値ですね。その銘柄が割安かどうかの指標としてよく使われます。私もこの指標は必ず見て、最初のフィルターをします。
ただ、PERも万能ではなく、単純にPERの大小で銘柄の比較をすることは難しいです。
なぜなら、PERには成長率の高い銘柄は大きくなり、逆に成長率が低いと見込まれる銘柄は小さくなる特徴があるためです。よって、同じPER値を持っていても、その価値は異なるということですね。(PERを比較する際は同業他社間で、とよく言われますが、これもそのせいでしょうね。)
一方、PEGレシオは、【PER÷一株当たり利益成長率】で計算されます。値が小さいほど割安ということを示します。
PEGレシオを使うことによって、成長率を加味した割安株を発掘することができます。
ヴェリタスではPEGが小さい銘柄(過去3期の平均成長率を使用)として、TDK、昭和シェル、清水建設などが紹介されていました。早速過去の損益計算書を見てみましたが、結論から言うと「うーん。。。」という感じ。データの扱いに気を付けないとなという印象です。
というのも、「一株当たり利益成長率」というのが曲者で、平均成長率なもんで、たまたま突出して今季が良い、あるいは過去が悪い場合は、大きくなっちゃうんですよね。上述したTDK、昭和シェル、清水建設はそれによってPEGレシオが割安になっている感じでした。
PEGレシオを使って銘柄分析をするのであれば、過去数年分のPEGレシオを算出して、安定して割安であるかどうかを判断する必要はありそうです。
その点ではPERでも同じですけどね。
では。