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亀田製菓株急落の謎・・・

亀田製菓株が中間決算発表後から急落しております。

先日のブログでも書いたとおり、私はこの株を購入したばかりでした(^^;)

kenny-life.hatenadiary.jp

 

さぞかし中間決算の結果が悪かったのかと思いきや・・・。

 

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いや、めっちゃいいですやんw

売上高こそ上げが少ないですが、本業の利益はガンガン出てます。

一応、売上高の上げが少ない理由も調べてみると、

 

亀田製菓47%増益 4~9月最終、商品数削減が寄与

2016/11/1付

 

 

 商品数の削減に伴い販促費などのコストが減少したほか、円高でピーナツなどの原材料の仕入れ価格が低下したことも寄与し、利益を押し上げた。

日経新聞より抜粋)

 

商品数の削減が行われた模様。

これによる売上高の減少だったのかと。それでもきちんと利益が出ているのならば、企業体質として全く問題ない状態だと思います。

じゃあ、他に下がる理由はというと、期待が大きすぎたため、ですかねぇ。

ただ、残念ながら市場予想がどの程度だったのかは調べてみてもわからなかったです。

 

ここ数日の株価の下げの原因としては、クリントン大統領誕生後に支持率の低さから安定した政権体制を作れないのでは?というリスク要因とよく解説されています。

もしこれが正しいとしたら、亀田製菓のような内需株はむしろあまり影響されないような気もするので、一層謎が深まります。

 

結局、11月に入ってから亀田製菓の株価急落原因を調べてみましたがわからずじまい。

そうこうしているうちに、損切りラインに達してしまいそうなので、残念ですが損切りの憂き目にあってしまいそうです(泣)

 

では。

クックパッド株は買いなのか?

ブログ引越しました。こちらもぜひ御覧ください。

 

先日、ちょっと面白そうな記事を目にしました。

www.mag2.com

 

おそらく皆さんご存知の料理レシピサイトを運営しているクックパッドについて、投資がアリかナシか記述しています。

 

内容としては、

・有料会員数が多く、安定収入が見込める。

・料理レシピサイトとして独占的ポジションにいる。

・成長が著しく、10年後EPSは素晴らしい!

 

と言った感じ。

上手く収益化出来ているウェブサービスっていうのは月額制が上手くワークしているかどうかといっても過言ではないと思っています。

世界的に拡大しているTwitterですら収益化は中々難しいですからね。広告収益だけでは事業として難しいです。

クックパッドは月額制のよる収益化が上手くいっているサービスの代表例としてよく挙げられています。

そういった点で、ウェブサービスの中でもクックパッドは投資先としても魅力的だと思います。

 

一方で、10年後までこの高成長が続くことは恐らくないでしょう。

国内での料理をする人口にも限界がありますし、有料会員数の伸び代がどのくらい残っているのかは疑問です。この辺は詳しく調べたいところ

海外展開も力を入れているみたいですが、今のところは上手くいっている感じはしません。ですので、国内での有料会員数拡大がどれだけ達成できるかが直近の課題でしょうか。

なので今のままの成長を前提にした将来予測は楽観的過ぎるかなと思います。

ただ、現在のPERは21倍程度で、将来の成長鈍化の可能性を考えてもかなり割安です。

これを、お宝銘柄と考えるか、将来の成長に対して市場は想像以上に懐疑的なのか、どちらと捉えるかですね。

実際はクックパッド社内の御家騒動による不安と、大株主による株式売却観測といった要素が強いっぽいですが笑

 

アシックスの分析

去年に比べるとなかなか厳しい市場環境ですね。

 

以前から気にしていたアシックスについて、今日は書きたいと思います。

アシックス株の長期チャートを見てみると、下落基調だったのが上昇の傾向がありそうに見えます。

これは、株価の大幅アップが狙えるか!

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早速、アシックスのIR情報をホームページで確認してみました。

 

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売上高は順調に伸びていますが、利益が思ったように伸びていません。

営業利益は2年前からほとんど変わっていませんし、純利益については4年前以下です。

一株あたり純利益を見てみると、2011年3月期と2015年12月期でほとんど変わっていません。

2011年時点での株価が1000円前後であったことを考えると、現在の2500円は非常に割高と言えそうです。

また、キャッシュフローも確認してみましたが、フリーキャッシュフローは黒字でなく、こちらも良い状態とは言えそうにありません。

2014年までは順調に成長していたので、2016年でどうなるか、によっては買いタイミングがありそうかな。

 

今年の5月に第1四半期の業績発表もあったので、そちらも見てみると、、、

経常利益は、予想が10,800百万円に対して、実績は13,104百万円となっていました。

2015年に比べると順調に推移はしているようですが、正直微妙・・・笑

 

現在の数字だけを見ると、現在の株価ではまだ買いを入れられるような状態ではない、というのが今の感想です。

 

では。

 

アステラス製薬株が下がってますね

アステラス製薬も観察銘柄の一つなのですが、ここ1年ほど下落傾向です。

 

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調べてみたのですが、結局イマイチなんで下がっているのかよく分からないんですよね。

一株当たり純利益(EPS)を調べてみても、順調にここ数年は増加傾向になっています。

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アステラス製薬HPのIR情報から引用)

 

配当も少額ですが増配しています。

今年の1月末に発表された第3四半期決算書を見てみても、売上高、営業利益、純利益すべてにおいて2ケタ以上の増加となっています。

唯一気になったのは、キャッシュフローがマイナスという点でしょうか。ただ、その原因の多くは投資活動によるキャッシュフローのマイナス幅が増大しているためであり、その内訳は、「自己株式の取得による取得」となっています。

つまり、株主還元策を積極的にやっているとみることもできますね。そういう意味で投資先としては悪くありません。

また、資産の内訳を見ても、「現金及び現金同等物」の割合が大きく、安心感も非常に大きいです。

 

結局、今回の調査ではなんで下がっているのかよく分かりませんでした。年初からの株価下落の流れに流されただけなら理解できますが、アステラス製薬に関しては1年近く下落傾向にありますからね、ちょっと違いそうです。

割安感はありますし、購入も検討しようかな。

 

では。

連続増配銘柄!ユー・エス・エス (4732)を分析した。

どの銘柄も軒並み下落していますね。

だんだん割安と思える銘柄が増えてきて嬉しい限りです!

ここ一年ほど新規銘柄を買わずに待っててよかった。

もちろん、すでに保有している銘柄の評価はどんどん減っていますが、売却する予定はありませんでしたから問題なしです!

 

さて、今回は連続増配銘柄である、ユー・エス・エス (4732)をチェックしてみます。

 

業績は安定的・市場も安定的

USSとはどのような会社なのか、会社情報から引用します。

USSとは「Used car System Solutions」を意味します。これはUSSがオートオークション市場のリーディング・カンパニーとして公正で透明性の高い中古車流通市場を創造し、社会の信頼に応えていくことの意思表明にほかなりません。USSはこれからもオートオークション業界NO.1企業であり続けるとともに、中古車流通市場の変革に全力を注いでまいります。これからもUSSにどうぞご期待ください。

 全く馴染みのない業界ですが、中古車を取り扱うオートオークションを運営し、その出品・成約手数料を主な儲けとしているようです。

業界としては、派手な成長が見込めるようなものではありませんが、比較的安定しており、成熟した業界といえそうです。

また、USSはオートオークションの業界1位を長く維持しています。

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16期連続増配・配当性向45%以上

USSは上場以来16期連続増配しています。

また、企業方針として配当性向45%以上を掲げていて、ここ数年達成させています。

私は好配当銘柄を好んで投資することにしていますが、その理由の一つが業績が多少悪くなっても配当は減額されにくいという点です。

ですので、減配は避けたいのですが、増配や明確な配当性向を明示している企業はそのリスクが他企業よりも低いと考えます。

その点でUSSは好印象ですね。

 

キャッシュフローはマイナスだが、財務は健全

直近、16年第3四半期の決算書を見て財務をチェックしてみます。

キャッシュフローはマイナスになっています。

営業CFはプラスで問題ないのですが、キャッシュフローをマイナスにさせている原因は財務CFです。

その内訳をみると、「配当金の支払額」がほとんどを占めていることが分かります。

本当は営業CFの範囲内でこの部分も補てんできればベストといえますが、現預金が資産の3割近くになっているので、それほど大きなマイナス要因ではないと考えます。

貸借対照表を見ると、昨年と比べて資産はあまり変化しておらず、負債は減少しており、特に問題点はありません。

また、棚卸資産は資産全体に対して非常に小さく(5%未満)、これも良好といえそうです。まぁ、もともと在庫を扱うような業態ではなさそうですしね。

 

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一方、営業利益も大きくではありませんが微増し続けており、安定しているといえます。

 

基本的に内需企業

最近円安や中国の景気減速、アメリカの景気後退疑惑など色々飛び交っています。

そうした中、内需企業は比較的安定しています。

USSに関しても、海外にはあまり依存しておらず基本的に国内での売り上げを主としています。

 

過去の指標と比べるとまだ割安とは言えない?

過去のPERを見ると、PERで20倍程度、配当利回りで3%近くなっている年もあります。

現在のPERは、19.8倍、配当利回りは、2.68%となっており、まだ割安とはいえなさそうです。

ただ、直近の株の下げ方はかなりキツク、もう少し割安になれば買ってもよさそうなんですよね。

ただ、ここ2,3年だけを見れば現在の指標でも十分お買い得といますね。

前述したように内需企業の色が強いUSSの直近の株価の下げは、現在の市場の雰囲気に巻き込まれた形であり、本来の企業評価と乖離しているといえるかと思います。そういう意味で狙い目の企業です!

 

投資タイミングの目途としては、配当利回りが3%以上としたいです。

では。

高配当利回りで安定している企業を探してみた

昨日の日経ヴェリタスに載っていた、

 「3月期決算企業で時価総額500億円以上の配当利回りの高い企業」

の中から、いくつかよさそうなものを抽出してみました。

今回は「兼松エレクトロニクス」について書きます。

 

兼松エレクトロニクス

現在の株価は、1,993円。

予想配当は、70円ですので、利回りは約3.5%と好配当です。

四季報の企業概要によると、

【特色】兼松傘下のITベンダー。仮想化ビジネスを中心にITインフラの構築、保守、運用を手掛ける

 

業績は右肩上がり

 業績を見てみますと、以下の通り、一株当たり利益(EPS)は右肩上がりとなっており、いい感じ!

 

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配当に積極的な企業

また、過去のデータを見ますと、増配を繰り返している企業であることもわかります。

以下のデータは少し古いですが、現在の配当が70円を予定していることから、積極的に増配する企業と言えます。

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安定的

次に、企業の安定性についてみてみましょう。

貸借対照表を見てみると、資産の中で流動資産が占める割合がおおきく、特に現金が占める割合は、「53%」もあります!

自己資本比率も70%を超えているところからも、非常に有事に強い企業と言えそうです。

一方で、投資キャッシュフローが営業キャッシュフローを大きく上回るマイナスとなっている点は少し気になります。

 

割安感はいまいち

割安感を表すPERを見てみますと、13.6倍となっています。

過去には10倍を切るときもあり、現在の株価は割安とは言えない状態です。

市場全体として、PERは数年前に比べると大きくなっているとはいえ、もう少し株価が下がるとき、目安としては、配当利回りが4%を超えたときが過去のデータから見ても買い時という判断です。

ただ、総じて良い企業に感じました。

 

では。

三菱商事 第2四半期決算の分析

11/5に三菱商事の第2四半期決算が公開されました。

私も所持している銘柄なので、分析してみたいと思います。

 

減収・減益

残念ながら、前年比減収・減益という結果となってしまいました。

 

収益(百万円):3,605,278(前年比5.2%減)

四半期利益(百万円):188,395(前年比35.9%減)

 

こちらの図は、前年同期と比べた純利益額です。

 

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これを見ると一目でわかりますが、減益の原因は完全に資源部門によるものです。

しかも、減配

さらに、減配!!

前年比で、70円から50円へと20円の減配ということです。

50円だとしたら、現在の株価がおよそ2,000円ですので、配当利回りはおよそ2.5%となります。

これは、3%越えもざらな配当利回りが高い総合商社銘柄としては、決して高くなく、むしろ低めといえるでしょう。

高配当銘柄を所持するスタンスの私としては、これは正直つらいです。

 

資源安により16年度純利益を下方修正

資源価格の下落を踏まえて、純利益が以下のように修正されました。

 元々の予想:3,600億円

 今回の予想:3,000億円

 ⇒ 600億円。16.7%の減少。

 

kenny-life.hatenadiary.jp

 

以前、この記事で私が指摘したときには、原油価格の下落を理由に、3,600億円の純利益は、3,300億円にまで下方修正される可能性を示唆しましたが、今回の発表はそれ以上の修正となりました。

原油に限らず、例えば銅の価格も下がっていますし、これによる影響も含めてということでしょう。

 

簿記上は特筆事項無し

貸借対照表、損益計算書、キャッシュフローも確認しましたが、特筆するような点は見受けられませんでした。

強いて言えば、資産の部の現金が減っている点ですが、これは配当および自社株買いによるものですので、それほど問題ではないでしょう。

 

 発表後株価は下落

以上のように、今回の発表は数字を見る限りは、

減収!減益!減配!えーい利益下方修正もだ!

という決して良くはないものとなっており、当然発表後株価は下落しております。

その後、少しだけ値を戻しましたが、戻し切れてはいません。

 

三菱商事の行方は資源価格次第

今回の決算を見ると、いかに資源価格と三菱商事の業績に強く影響しているかが改めてわかります。

三菱商事は中長期的には、現在の資源価格に揺り動かされる体質から、非資源重視への変化を行うと打ち出していますが、直近は厳しい市場環境となりそうです。

原油価格の下落が多くの日本企業にプラスの影響となっている中で、マイナス影響となってしまう。うーむ、日本人あるいは、いち消費者として、資源価格の下落を喜ぶべきか、三菱商事株のホルダーとして嘆くべきか。。。笑

 

では。